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生きた遺品は処分するのではなく本当にいるべき場所をもとめている

祖父が亡くなり、祖父の趣味だった盆栽が何十個も残ってしまい、手入れの仕方も分からず、家族みな日中働きに出ていることもあり誰も手入れをする時間もなく、どなたかもらっていただけないかと探していましたが、祖母がやっぱり形見だからのこしたいと言い出し、結局家族でローテーションをくみ盆栽の世話をすることになったのは困りました。

盆栽についての知識を家族全員で共有し、誰かだけに負担をかけないようにしたことで一人あたりの負担は減らせました。
なかでも譲りたくないと言っていた祖母が一番頑張ってくれていたので、良かったのですが、祖母もだんだんと介護が必要になってしまい、盆栽を手入れする人も時間もなくなってしまったので、最終的には祖父の友人であった人やネットで募集した盆栽が好きな方々にほとんどの盆栽をたくすことにし、祖父の一番お気に入りだったものだけを祖母のために残しました。

生きた遺品は安易に廃棄するわけにもいかず、死なせるわけにもいかないので、抱えこまずそれを必要とする方へ譲ることが一番だと思います。